それでは実際に使ってみましょう。
確認用にLED を繋げましょう。
まずは 5V 出力に繋いで点灯することを確認。
Pduino とArduino を接続します。
図の[1] の部分に、デバイス名が出ていますか?(通常、でていないと思います。)
出ていない場合は、Arduino が接続されているシリアルポートの指定が間違っています。
[2] でポートを切り替えます。■の部分をマウスで適当に押してみてください。
コンソール(起動時に出るウインドウ)の出力を見ながら行うと良いでしょう。
([3] のdevices をクリックすると、コンソールにシリアルポートと番号の対応が出力されます。)
私の環境では、2番がArduino でした。
[comport]: available serial ports:
1 /dev/tty.Bluetooth-PDA-Sync
2 /dev/tty.usbmodem411
接続ができたら、次にArduino のポートの入出力設定をします。
デジタル出力、アナログ (PWM) 出力、デジタル入力、アナログ入力 4つのパターンで解説します。
1) デジタル出力
LED の+ 側(上の写真で、5V に繋いでいた線)をポート3 に接続し、ポート3 をON/OFF する。
[2] のチェックをON にすると、ON / OFF のパルスがPuredata から生成される。
その結果、ポート3 に接続したLED が点滅する。
2) アナログ (PWM) 出力
LED の+ 側をポート3 に接続し、PWM 出力で明るさを変化させる。
[1] のところで、port 3 の■を、pwm にセットする。(マウスクリックする)
[2] で、port 3 を選択する。
[3] のスライダーをドラッグすると、Puredata からアナログ値が出力される。
その値がポート3 のPWM 出力にセットされ、ポート3 に接続したLED の明るさが変化する。
3) デジタル入力
ポート2 の状態(High/Low) を取得する。
[2] に状態が出力される。
・High にする(Arduino のポート2 と+5Vをショートする(線でつなぐ))
・Low にする(Arduino のポート2 とGND をショートする(線でつなぐ))
4) アナログ入力
a0〜a5 のポートの状態をアナログ値で読む。
[2] に入力値が表示される。
・可変抵抗器(ボリューム)などがあれば、接続する。
・なければ+5V, +3.3V, GND を繋いでみる。 (5V のとき1.0、3.3V のとき0.66 になる)
以上が、Pduino を使ったFirmata の入門です。
Firmata を使うと、プログラムを書かなくても、PC からArduino をコントロールする事が出来ます。
また、Pduino (Puredata) のパッチを組めば、Arduino の入力(=センサーの出力)によって、音や絵を変化させるプログラムも簡単に作る事ができます。
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